文化 civilization 2005 2 24

 構造改革も大事ですが、文化や社会の立直しも必要です。
 ビル・トッテン氏は、著書で、
「帰国して、書店に行った時も、しばしば不愉快な気分を味わわされる。
再販制度をなくし、過当競争を招いたアメリカでは、
本は売れ筋のもの、つまり、暴力とセックスを扱うものが中心になってしまったからだ。
これでは、子供たちは、たまらない。」と嘆いています。
 しかし、日本は、再販制度があるのに、
アメリカと似たような状態になっています。
日本では、暴力、セックス、ゲームというものが、売れ筋でしょうか。

書評 book review 2004 7 23

書名  「アメリカ型社会は日本人を不幸にする」
著者  ビル・トッテン
出版社 大和書房

 少し悲観的だと思います。
たとえば、こういう文章があります。
「こういう社会では、カネが唯一の価値観になる。
そんな大人の姿を見せておいて、
子供に『お金よりも大切なものがある』と教えたところで、
信じろという方に無理がある。」
 確かに、アメリカは、こういう「拝金主義」のようなものがありますが、
アメリカ全体では、そうなっていません。
「拝金主義」は、アメリカの半分ぐらいでしょうか。
まだまだ、アメリカの良心は、健在だと思います。
 しかし、問題なのは、こういうことです。
「帰国して、書店に行った時も、しばしば不愉快な気分を味わわされる。
再販制度をなくし、過当競争を招いたアメリカでは、
本は売れ筋のもの、つまり、暴力とセックスを扱うものが中心になってしまったからだ。
これでは、子供たちは、たまらない。」
 日本では、再販制度があるのに、似たような状態となっています。
暴力、セックス、ゲームというものが、売れ筋でしょうか。


































トップページへ戻る

News Idea Factory へ戻る